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004 RENAULT 35CV/ルノー  フランス/1911年

その日、パリジェンヌたちは皆、「象の鼻」に振り向いた。

自動車の歴史の初期にあたって近代的自動車の発達に大きな貢献をしたのがルノー兄弟で作った車だった。1899年にルノー兄弟社が発足、自ら製作した車でパリレースに出場し好成績をおさめた。この頃、その後30年間トレードマークとなる“石炭シャベル”形のボンネット(象の鼻とも呼ばれている)を考案し、他社もまねてルノー車のコピーが製作されるようになった。1913年にはフランスの車生産(5万台)の5分の1を生産するまでになった。

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